団体男子は千葉黎明(千葉)、個人男子で隅内雅人(茨城・水戸啓明3年)、同女子で松原柊亜(しゅあ、茨城・日本ウェルネス1年)が優勝した。団体は上位7校、個人はマッチングスコアカード方式により男子でシード7人を除く上位19人、女子で同11人を除く同32人が関東決勝大会(団体6月9~10日、男子=栃木・那須野ケ原CC、女子=同・千成GC、個人7月12~13日、長野・軽井沢72G東C)に進んだ。

団体男子の千葉黎明は大岩慶尚(3年)が自己ベストを2打更新する7アンダー64をマークし、2位の拓大紅陵を1打差で振り切った。「ショットもパットも良かった。雨で飛ばなかったが、対応できた」。パーオンは17回を数え、外した1回もカラーと安定。関東決勝では「団体はチームで楽しく。個人は最終学年なので優勝したい」と、その先にある全国制覇も目標に掲げた。

個人男子優勝の隅内も自己ベストを2打上回る63を記録した。「ショットはそこそこだったが、パットが良かった」。この日は10バーディー、2ボギーと爆発力を見せた。過去の優勝で自身に最も印象に残っているのが春の高校選手権。8月の全国大会で関東決勝Vを足がかりに「春夏連覇したい」と意気込んだ。

個人女子優勝の松原は、まだ1年生。この日は「最近ドライバーが曲がっていたが、修正できた。セカンド(ショット)が良くてピンに寄った」。同組の山本優花(茨城・明秀学園日立3年)と競り合い、前半2打リードを許したが、後半に追い付き、マッチングで勝利をつかんだ。「2、3年の強いおねえさんに負けないように頑張る」と言って、全国10位以内を今夏の目標に掲げた。

<団体男子上位成績>

【1位】千葉黎明(千葉)=214

沢田 竜成(2年)=75

飯塚 結成(2年)=75

大岩 慶尚(3年)=64

岩国 佑来(3年)=77

【2位】拓大紅陵(千葉)=215

【3位】水戸啓明(茨城)=216

【4位】日本ウェルネス(茨城)=219

【5位】西武台千葉(千葉)=221

【6位】ルネサンス(茨城)=228

【7位】明秀学園日立(茨城)=230

(注)順位は各校4人中上位3人の合計による

<個人上位成績>

▽男子

【1位】隅内雅人(茨城・水戸啓明3年)=63(32・31)

【2位】大岩慶尚(千葉・千葉黎明3年)=64(32・32)

【3位】小林翔音(千葉・西武台千葉2年)=66(33・33)

▽女子

【1位】松原柊亜(茨城・日本ウェルネス1年)=68(35・33)

【2位】飯島早織(茨城・ルネサンス2年)=68(34・34)

【3位】山本優花(茨城・明秀学園日立3年)=68(33・35)

(注)同スコアの順位はマッチングスコアカード方式による

<主催>関東高等学校・中学校ゴルフ連盟、日刊スポーツ新聞社<協賛>住友ゴム工業(ダンロップ)