セキ・ユウティン(24=中国)がホールインワンを達成した。11番パー3で159ヤードを8番アイアンで決めた。自身8回目、日本ではジュニア時代を合わせ3回目だという。

「今シーズンは飛距離が出るけど、パターが良くない」と話す24歳は、この冬で飛距離が250ヤードから280ヤードにアップ。トレーニングで背筋などを鍛える「デッドリフト」で、40キロから120キロを上げられるようになった。生物物理学を用いた股関節の使い方を学び、力の伝わるフォームへ改善してきた。

一方、パターではイップスで苦しんだという。「構えるときに腕の筋肉が固まって気持ち悪い感じ。同じ握力で(保持することに)集中した」。キャディーを務める妹から、メンタル面でのアドバイスも受けながら、弱点とも向き合った。

セキはこの日3バーディー、1イーグルの67で通算7アンダーとなった。

「優勝したい。練習するときもこの目標を持ってきたが久しぶりにこの位置にいる。コースマネジメントを妹と相談したい」と意気込んだ。