49歳の宮本勝昌(フリー)が3年ぶりのツアー通算13勝目を逃した。単独首位で迎えた最終日、13番までは順調にスコアを伸ばし、通算23アンダーとして2打リードしていたが、14、17番のボギーで失速。プレーオフの可能性があった18番で5メートルのチャンスを外し、2打差3位に終わった。

昨年大会も最終日を単独首位で迎えて2位。「いや~、勝てると思ったと言うか…。敵は(同組の)稲森君だけかなと思っていたら、16番でボードを見て“あらら?”と」。1組前の大西に並ばれているのに気づいた。

最も悔いが残るのは、2メートルを外した17番だった。「入ったと思ったパーパットがショートしてるっていうのが…。うーん“潮時かな”と思いました。ちょっとショックでしたね」と苦笑いで説明。状況判断、パットのタッチなどに関して「やっぱり自分はズレてる」とこぼし、年齢的な衰えをにおわせたが「まだチャンスはある」と気を取り直した。「稲森君はほんといいプレーしてた」と勝者をたたえた。