田仁智(27=韓国)が、第1ラウンドからの首位を守る完全優勝で、4シーズンぶりとなる米ツアー通算4勝目、メジャー3勝目となる復活優勝を飾った。2バーディー、5ボギーで2日連続の75と3つ落とし、通算5アンダー、283。予選ラウンド2日間で、後続を引き離す11アンダーまで伸ばしていた貯金を生かし、逃げ切りで今季のメジャー第3戦を制した。

一時、首位に立ったレクシー・トンプソン(米国)は、後半の12番以降で4ボギーをたたいて3つ落とすなど73で回り、1打及ばず4アンダーの2位に終わった。3週前のメジャー第2戦、全米女子オープンを制したミンジ・リー(オーストラリア)も、2つ伸ばして4アンダーとして2位となった。

日本勢トップは、35位から出てベストスコアの69をマークし、5位へと大きく順位を上げた畑岡奈紗だった。畑岡は4バーディー、1ボギーと3つ伸ばし、通算1アンダー、287。プレーオフの末、笹生優花に敗れて2位だった、昨年の全米女子オープン以来となる、メジャーのトップ10入りを果たした。12位から出た笹生は、77と5つ落として4オーバーで30位。54位から出た西郷真央は、イーブンパーの72で回り、笹生と同じく30位だった。