メジャー初挑戦の比嘉一貴(27=フリー)は2バーディー、6ボギーの76で回り、通算5オーバーの149で決勝ラウンド進出はならなかった。第1日は73の1オーバーで77位。スタートの1番パー4でバーディー発進し、カットラインのイーブンまで戻したが、続く2番でボギー。9番でもボギーと、1つ落として折り返すと、後半は12番から3連続ボギーなど39と崩れてしまった。

今季は4月の関西オープンに続き、6月のツアー選手権森ビル杯で国内メジャーも初制覇。勢いに乗って全英に乗り込んだが、米メジャーの壁にはねかえされた。「全体的に悪いものはないかなという感じで、今日は昨日に比べチャンスも多かった。それを決めきれず、後半バーディーをねらいにいったのがバンカーに入ったりとか、ちょっと悪い方向にいってしまった。攻めた結果ではあるが、良いショットがそういう風になってしまったのが、このゴルフコースの難しさなんだとあらためて感じた」と話した。

今回は欧州ツアーを含め3試合を経験。「こういうメジャーになるとピンポジションもすごく難しくて、そこでバーディーチャンスを決められないとやっぱり流れも悪くなる。それでボギーが出て、それが続いてしまうというのは、メンタル的にもまだまだだなというのはプレーしていて思った。それが分かっただけでもいい経験」と振り返った。

今後は「(8月4日開幕の)日本プロ選手権ですかね。残って練習します」と話していた。