通算2アンダー17位で決勝ラウンドに進んだ畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)が前半を終えて、スコアを1つ伸ばした。

2、3番とバーディーチャンスを逃す展開から、流れを変えたのは5番だった。515ヤードのパー5の第1打を思い切って打ち切り、フェアウエーに運ぶ。「決勝ラウンドはもっと攻めのゴルフがしたい」との誓いを体現して距離を稼ぐと、アイアンを握った第2打は、右から左に傾斜するグリーンを利用して、アルバトロスも期待させるラインにボールを転がした。

引き締まった表情が印象的な畑岡から、白い歯がこぼれる会心の1打で、難なくイーグルを奪った。

9番でバンカーにつかまり、ボギーとしたが、通算3アンダーとして前半の9ホールを終えた。

悲願の初メジャー制覇をかけて、難易度の高いホールが続く後半に向かう。