4位から出た岩井千怜(ちさと、20=Honda)が、2週連続優勝に王手をかけた。
8バーディー、2ボギーのベストスコア66と6つ伸ばして回り、通算11アンダー、133。9アンダーで2位の若林舞衣子に2打差をつけた。前週のNEC軽井沢72は、姉・明愛との双子姉妹プロとして、さらに02年度生まれとして初優勝。今大会は、88年のツアー制施行後ではツアー史上3人目となる、初優勝から2週連続優勝に挑むことになった。
1番パー5で幸先よくバーディー発進すると、3番パー3でティーショットを2・5メートルにつけ、バーディーを重ねた。7番パー4で最初のボギーをたたいたが。9番パー5では「恐れずに振り抜くことができた」と、結果的に届かなかったが、果敢に2オンを狙った。初優勝した前週同様、思い切りの良いゴルフを取り戻し、第3打のアプローチで2・5メートルにつけ、3つ目のバーディーと奪った。
後半はバーディーラッシュとなった。10番パー4は、第2打を50センチにピタリとつけて連続バーディー。12番からは3連続バーディーまで奪った。12番パー3は12メートル余り、13番パー4は6メートルと、ロングパットを立て続けに沈めた。14番パー4は第2打を2・5メートルにつけるなど、ショットとパットがかみ合った。15番で2つ目のボギーをたたいたが、岩井千の勢いは止まらなかった。直後の16番パー4は7メートルのパットを沈めてバウンスバックに成功。2位に2打差をつけ、21日は、4度目の最終日最終組を、初の単独首位で迎えることになった。
「パットが良くて、長いのも短いのも入ってくれた。(最終日は)周りが伸ばしていても、自分のリズムを崩さず、淡々とプレーできれば。バーディーチャンスについたものは、全部決めるつもりでやりたい」と、初優勝を後押しした、強気のスタイルで貫き、2連勝を飾るつもりだ。
前週、優勝したばかりだが、優勝争いに慣れたつもりはない。「緊張すると思う。緊張すると、胸がドキドキして、いつもよりも鼓動が大きくなる。食べ物が喉を通らなくなる。でも緊張している時は集中力もある」と、どんな自分も受け入れられる強みを手にした。
ツアー初優勝翌週に2勝目を挙げれば、90年の西田智慧子、05年の表純子に続き、史上3人目の快挙となる。前週優勝した時点を振り返り、翌週も優勝に王手をかけることは「イメージしてもいなかった」と、自身も想定外だったと笑い飛ばす。急成長の20歳が、歴史に名を刻もうとしている。
▽首位から出て2位に後退も3つ伸ばした若林 (アプローチが傾斜で戻され、グリーンに乗らずにダブルボギーの)8番がもったいなかった。でもピンポジションが難しかったのでしょうがない。(首位と)2打差は何が起こるか分からない。こういう時に頑張らずに、いつ頑張るんだと思う。

