首位で出た日本は通算22アンダーのままで、1位スウェーデンと1打差の2位に後退した。日本、イタリア、米国が1打差2位。フランスが2打差5位。混戦の中、日本は1984年以来、38年ぶり世界一を目指して最終ラウンドに臨む。

個人で蝉川泰果(東北福祉大4年)は5バーディー、2ボギーの69と伸ばして回り、18アンダーでトップをキープ。2位に5打差をつけている。一方、岡田晃平(東北福祉大3年)は76で回って2アンダーの36位、世界アマチュアランキング1位中島啓太(日体大4年)は75で回り、1オーバーの62位と順位を下げた。

蝉川は「第1、第2ラウンドは良かったアプローチが微妙に寄せきれず、5つぐらい取りこぼした感じで悔いの残るラウンドになった」と振り返った。「1番の目標である団体優勝のために、1つでも多くバーディーを取らないと難しい。攻める気持ちを忘れずに最後までプレーしたい」。中島は「明日は自分の3日間のスコアは忘れて、1日競技だと思って出し切りたい」とそれぞれ意気込んだ。

大会は1チーム3人によるチーム戦。パリ近郊の2コースを使い、上位2人のスコアが各日採用される。