石川遼(31=CASIO)が最終18番パー4(444ヤード)でOBからダブルボギーをたたき、2アンダーの70。首位と5打差36位で滑り出した。

「最後、何だったんでしょう? ティーショットで右に行って…そこからちょっと覚えてないです。ユーティリティーで…」

照れ隠しで笑いながら、18番の内容を説明した。

両サイドOBのホールが多い“関西テイスト”の強いコースだ。「どちらにもミスしたくない気持ちが働いて、中途半端なスイングになる。要するに、自分のスイングにまだ信用が足りていないということ」。最近4戦でトップ10が3回。上昇傾向にあるにはあるが満足していない。

「(18番の前まで)ショットはあまり良くないかな…って感じがあって、最後(のダブルボギー)で内容的にはこれぐらいのスコアかな、と思います」

この日、ドライバーを握ったのは5ホールだけ。タイトなコースで残り3日、徐々にショットの精度と自信を深めていきたい。