2位から出て米女子ツアー2勝目をねらった笹生優花(21=フリー)は、1バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの76と落とし、通算8アンダーで32位に終わった。

前半は2番パー5で第3打をピン奥3メートルにつけバーディー。14アンダーで首位のアッタヤー・ティティクル(タイ)に並んだ。しかし、この日はショットが安定せず、5番パー4でティーショットが右ラフにつかまると、第2打もグリーンに乗らずボギー。さらに8番パー4でティーショットをコース左の木の手前に打ち込むトラブルから2つ目のボギーをたたき、12アンダーで6位に後退した。

後半も立て直せず、12番パー4で3つ目のボギーをたたき、首位と4打差の11アンダー。14番パー5では、ティーショットがロストボールとなり、ボギーで10アンダーと優勝が遠のいた。続く15番パー3では、グリーン手前のクリークに打ち込みダブルボギーで一気に8アンダーまで後退した。

プレー後は「風向きが前の2日間と真逆だったので、そこが難しかった。(風は)前半から結構強くて、それに対応できなかったのが良くなかった」と振り返った。予選ラウンドの2日間はノーボギーと完璧なゴルフをしたが、この日は別人のようにショットが乱れ、チャンスにつく回数も極端に減った。「いいプレーもしながら、良くない部分もあったので、いろいろ勉強になりました。(パッティングは)そんなに悪くなかったが、もう少し練習したい」と今後へ向け、課題を挙げていた。