8月の全米女子アマチュア選手権で、日本人37年ぶり2人目の優勝を果たした馬場咲希(17=代々木高2年)は、22位から出て、前半9ホールで1バーディー、ボギーなしの35と1つ伸ばし、通算イーブンパーで後半に突入した。前半終了時点で8位。スタート前で4アンダーのまま首位に浮上した小祝さくらとは、4打差につけている。

インコースの前半は同組で昨年大会優勝の勝みなみ、今季5勝の西郷真央よりも安定したプレーを披露した。出だしの10番パー4は、パー発進ながら、ティーショットをフェアウエーに運ぶと、第2打を2・5メートルのチャンスにつけるなどショットが安定。その後も何度となくバーディーチャンスにつけたが、グリーン上だけが安定感を欠いた。12番パー5は2メートルのバーディーパットを決めきれないなど、なかなか伸ばせない我慢の展開が続いた。

前半のうちに勝、西郷が次々とスコアを落とす中、スタートから8ホール連続でパーを並べた。ようやく最初のバーディーを奪ったのは、折り返しの18番パー5。花道からの第3打を2メートル足らずにつけると、これを決めて右手でガッツポーズをつくった。首位から出た森田遥をはじめ、午前スタート組の多くの選手がスコアを落とすのとは対照的に、しぶとく1つ伸ばして後半に入った。