女子ゴルフのスタンレーレディースホンダで、ツアー初優勝を目指すルーキーの佐藤心結(みゆ、19=ニトリ)が開幕前日の6日、会場の静岡・東名CCで最終調整を行った。

前年大会ではアマチュアながら、渋野日向子、ペ・ソンウ、木村彩子とともにプレーオフに進出。プレーオフ2ホール目でピン直撃の完璧なショットで驚かせた。「どこにピンが切ってあったとか、意外と鮮明に覚えています」。さらに「また、あの雰囲気を味わえそうな気がして、ワクワクしています。プロとして戻ってこられてうれしい。昨年のリベンジを果たしたい」。前年は渋野が制したが、その後の同11月にプロテストに一発合格。今年はプロとしてツアー初Vを目指す。

前週は決勝ラウンドで崩れ、51位だった。「曲げたくないと思って、気持ちの面で負けていた。調子はそこまで悪くないです」。練習で「スイングのリズムだったり、振り抜く意識を持つことを意識しました」と修正した。

同じ03年度生まれの尾関彩美悠、川崎春花の2人がすでに初Vを飾った。佐藤も「残り試合で優勝したい気持ちはある。みんなについていけるようにしたい」と続くつもりだ。今回は好成績を残したコースだけに「気持ち良く回れる」と笑顔を見せた。

女子ゴルフ界では佐藤、山下美夢有(みゆう)、後藤未有(みゆう)、阿部未悠(みゆう)と「みゆ&みゆう」が一大勢力となっている。一方、卓球界では長崎美柚、木原美悠の「Wみゆう」が結果を残している。「親近感を感じます」とした上で「一緒になって、スポーツ界を盛り上げていきたい。私自身、頑張らないといけない」と刺激を受けていた。