国内女子ゴルフツアー、樋口久子・三菱電機レディースで自身初の同一大会連覇を目指す渋野日向子(23=サントリー)が、開幕前日の27日、会場の埼玉・武蔵丘GCで最終調整を行った。

昨年大会は最終日に最終18番で追いつき、ペ・ソンウ(韓国)とのプレーオフで、劇的にイーグルを奪って優勝。今季から米ツアーに本格参戦し、国内ツアーは予選落ちした5月のブリヂストン・レディース以来、5カ月ぶりとなる。18ホールの練習ラウンド後、ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ会見の主な一問一答は以下の通り。

-米ツアー本格参戦1年目の今季、ここまでの自己評価は

渋野 55点から65点ぐらいですかね。やっぱり、出だしのトップ10の多さから、その後の予選落ちの多さというのが、本当に自分では情けないというか、成長できたとは思えないような1年ではあったなというふうにも思うので。でも、その中でも、シードを取れたというのをプラスに考えたりとか、あとメジャー(2大会)でトップ5に入れたというのもプラスに考えて、その分がプラス5~15点。

-ちょっとやせたような

渋野 服装ですかね(笑い)。でも向こうでも食事はちゃんとしていましたし、食べているんですけど、大会が続くと、どうしてもお昼ご飯を食べられなかったりして。そこがどの選手もそうだと思いますけど、体重維持が厳しい。そこはどうにかしていかないといけないなと、自分もだし、私のチームでも話になっています。

-日本にいる間に蓄えておきたい

渋野 したいんです。だから昨日も、焼き肉に行きました。大量にいただきました。牛タン、ミノ、白センマイ、あと冷麺も食べましたね。ご飯は食べてない。ご飯は入らないって。ハラミもいただきました。

-練習ラウンドを見ると、上げるアプローチが、自分のものになってきたようだが

渋野 いや、まだまだ全然。自分の落としたいところに落としたり、芝に対応できているとは思えないので、なるべくそういうところに外さないようにというマネジメントを心掛けてはいるんですけど、やっぱり向こうでも、そういう場面はかなり必要になってくるので。練習しないといけないな、ということで、ポツポツとは練習していました。

-アプローチのバリエーションも増えているのでは

渋野 10ヤード以内のイージーなアプローチは絶対に落とさないとか、転がしのアプローチだったり、少しクッションを使うアプローチだったり。ラフに入ったら上げるようなアプローチとか、本当に全てが必要になるコースがここなので、今日18ホール回って練習しました。イージーなアプローチからボギーを取らないというゴルフができるように。そうなってくると、そこに外してOKと思える分、もうちょっとショットを打つ時に余裕を持てたりするので、一応、いろんな練習には励んでいます。

-バンカーも

渋野 そうですね。バンカーもよくやっています。

-ホールインワンを先週もやっていて、このコースでも2年前に8番でやっているので期待感も高まる

渋野 けっこうミスショットでホールインワンをするというのが多くて。プロになる前の2018年のアース・モンダミン・カップも左に引っかけたのが入った。ここで2年前にしたホールインワンも、ちょっと引っかけたけど入ってくれた。いいショットを打って入ったというのは(前週が)ほぼ初めてだった分、うれしさは、いつもより大きかった気がします。