逆転での賞金王を目指す賞金ランク2位の星野陸也(26=興和)が5バーディー、ノーボギーの67で回り、首位に3打差の3位につけた。

スタートホールの10番パー5で2オンに成功し、バーディー発進。「いい流れに乗れました」。後半に入って4、5番で連続バーディー。「ショットの調子が良かった。先週より全然いい。楽しくプレーできている」と手応えを口にした。

サッカーW杯日本代表からも刺激を受けた。23日夜に行われた対ドイツ戦は朝が早いために睡眠を優先し、見られなかった。朝起きて結果をチェック。優勝候補を撃破した日本代表に「半端ねぇ!」と興奮した。宿泊先で対ドイツ戦のハイライト映像を夢中になって見てしまい「10分遅刻しちゃいました」と恥ずかしそうに明かした。

小学生時代はサッカー少年で、一時期地元のサッカークラブに所属。キャプテンも務めたという。ポジションは特になくオールラウンダーだったが、当時から身長が高く「ヘディング要員でしたがヘディングが苦手で、進んでコーナーキックを蹴っていました」と照れ笑いしながら明かした。

今週、来週と残り2戦で、賞金ランク1位の比嘉一貴とは約7425万円差。厳しい状況が続く。サッカー日本代表の大金星に勇気をもらい、「僕も燃えています」とさらに闘志に火が付いた。「優勝するしかない。逆転を起こせるように1日1日頑張っていきたい」と話した。