日米両ツアー通じて今季最終戦最終日を前に、渋野日向子(24=サントリー)が「1年たつスピードが年々速くなってるんですよねえ」とこぼした。

前週の米ツアー終了時のコメントに関する質問に答えたもの。「あっという間過ぎて何もできてない感覚があって。何なんでしょうね?」-。

メジャー初出場の19年全英女子オープンで優勝する大快挙を達成した人ならではの感覚か、米ツアー参戦と目まぐるしく過ぎ去った日々がそう言わせるのか。渋野は「中学の頃からです。時間がたつの速いなあって思うようになったのは」と明かす。これには渋野よりはるかに年長の報道陣数人から「え~」「40、50代になると、もっと速くなりますけど」などと驚きの声が上がった。

この日は17位からスタートし、後半の3連続ボギーが響いて74と通算1アンダーにスコアを落とし、23位に後退。優勝争いから完全に脱落した。

「スタートからチャンスにつけられていたのに、パットがなかなか決まらず、最終的にショットが悪くなった。すごく悔しかったです」。頭の中ではオフの練習、トレーニングの過ごし方が固まってきているという。いいオフにつなげるために「最終日こそ(第1日に続く)アンダーパーで回りたい」と話した。

【写真特集】ティーグラウンドに向かう渋野日向子、上着を脱ぐ金田久美子ら/JLPGAツアー選手権リコー杯第3日