11位から出た勝みなみ(24=明治安田生命)は、6バーディー、ボギーなしの66と6つ伸ばし、通算24アンダー、550で5位となった。来季米女子ツアーのほとんどの試合に出場できる権利を得た。29アンダーで首位のユ・ヘラン(韓国)とは5打差。来季の出場資格が得られる45位以内、多くの試合に出場できる20位以内という2つのボーダーラインを大幅に上回った。国内女子ツアーの最高峰、日本女子オープン2連覇中の実力を発揮した。

1番パー4で、難しい下り4メートルのパットを決めてバーディー発進し、勢いに乗った。ショットが好調で、5番パー4の第2打、7番パー5の第3打、9番パー5の第3打を、いずれも1・5メートルにつけてバーディーを奪った。

4つ伸ばして迎えた後半も、さらにバーディーを重ねた。11番パー5は4メートルのパットを決め、16番パー4は第3打を3メートルにつけて伸ばした。最終18番パー4は、2メートルの返しのパーパットを決めきり、ボギーなしで回りきった。

ホールアウト後は「まさか、そんな上位に行くなんて思ってもいないので、ちょっとビックリしています。でも、これが今、自分が精いっぱいやった結果だと思うので、まだまだ上を目指せるなとも思える順位ですし、このオフでしっかり、トレーニングとか練習を積んで、来年はアメリカで頑張りたいと思います」と、笑顔で話した。緊張感もなく「いつも通りやっていました」と、精神力の強さも披露。「この8日間、いいゴルフができていたと思うので、いい締めくくりができたと思います」。来季の米女子ツアー本格参戦が楽しみで仕方ない様子で、終始笑顔で話していた。