米女子ゴルフツアーの開幕戦、ヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズに出場する畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)が開幕前日の18日、会場のフロリダ州オーランドのレークノナ・クラブで最終調整を行った。今年初戦を前に、大会を中継するWOWOWのインタビューに答え「7年目のシーズンということで、すごく楽しみな気持ちでいます」と心境を明かした。

オフは約1カ月間。「結構忙しかったけど、充実したオフでした」と振り返った。黒宮幹仁コーチとスイング調整に取り組み「インパクトで腕を押し曲げないことと、ジャンプを抑えてよりボールにパワーを伝えることを一番意識してやっています」。ゴルフの調子については「クラブも新しくなって、ちょっと微調整は必要なところもありますが、すごくイメージは良くなってきている」とした。さらに「あとショートゲーム。グリーンがすごく速いし、グリーン周りのフェアウエーもすごくしまっている。そのあたりをうまく気をつけてできたら」と話した。

クラブは「ほとんど新しくなった」と大幅にチェンジしたと明かした。スリクソンの新シリーズ「ZX Mk2(マークツー)」を投入。「ドライバーからシャフトもちょっと変えたりして。少しでも飛距離がドライバーでは出て、アイアンも少しヒール側の山が削れて、だいぶ抜けもよくなった。強い武器を持ってこれたかな」と手応えを口にした。

オフに黒宮コーチとデータ分析も行った。「120ヤード以内の短いショットがツアー全体に比べ、少し劣っているのかなと。特に120ヤード以内とグリーン周りを少しでも伸ばせたらと思います」。

今季については「今年はメジャー優勝を目標に頑張りたい。今週はホームコースなので、少しでも頑張りたい」と意気込んだ。