【西武羽田慎之介・前編】ロマン派156キロ左腕 ネタ豊富な語りを2回で/連載32

西武が誇る大型左腕、羽田慎之介投手(20)がファームですごみを増しています。155キロを出したり、2安打完封したり。「天然」「宇宙人」と周囲やファンから言われたい放題のキャラも相変わらず。所沢が生んだスター候補へのインタビューは、せっかくなので趣向を変えてみました。(取材は4月21日に行いました)

プロ野球

◆羽田慎之介(はだ・しんのすけ)2003年(平15)12月25日生まれ、埼玉・所沢市出身。小学2年から荒幡ライオンズで野球を始め、小学6年時にライオンズジュニア選出。中学時代は東練馬シニア所属。八王子学園八王子では1年秋からベンチ入り。3年春の都大会で149キロをマークした。21年ドラフト4位で西武入団。23年はイースタン・リーグ8試合に登板し、1勝2敗、防御率2・15。今季は5月11日に1軍初昇格。同14日の日本ハム戦(エスコンフィールド)でプロ初登板し、1回1失点(自責0)で最速155キロをマーク。191センチ、84キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸600万円。

■睡魔に襲われる中…登場

山田陽翔投手(20)のインタビューを終えた。羽田は練習を終え、マッサージを受けてから取材に応じてくれる予定と聞いていた。ただ、そのマッサージが混み合っているらしい。

球団広報もいろいろ忙しい。「すみません、マッサージ終えたらすぐ来るよう本人に伝えましたので。サヨナラ勝ちの瞬間をテレビでご覧になりながら、お待ちください!!」と言って、隣のベルーナドームで行われている西武-楽天戦の中継にチャンネルを合わせ、広報はドームへと急いで向かっていった。

1人になった。2時間ばかり羽田の地元、狭山丘陵を歩いてからここに来た。坂道が多くてけっこうハードだった。私だって人間だ。眠い。羽田も「宇宙人キャラ」と知られているけれど人間だ。練習後に入念なマッサージを受けた夕方なんて、きっと、いや、絶対眠い。

小一時間して「すみません、お待たせしました」と首をすくめて191センチ長身左腕が部屋に入ってきた。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。