5位で出た畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)が7バーディー、1ボギーの66とこの日ベストスコアで回り、通算11アンダー、205で、首位と3打差の2位に浮上した。「ボギーが先行する中、なかなか前半スコアが動かなかったが、後半はパッティングも良くなってきて、いいバーディーがたくさんあったのではないかと思う」と振り返った。

3番パー4で第2打のラフからのアプローチは大きくオーバーし、ボギー先行。我慢のゴルフが続いたが、9番パー5で約2・5メートルのバーディーパットを決めた。「ピンチが続いて微妙な距離のパーパットもあったが、9番のバーディーでうまく切り替えられた」とギアチェンジした。

後半は6バーディー、ノーボギーの30と猛チャージを見せた。11番パー5でバーディーを取ると、2番目に難易度が高い13番パー3から4連続バーディー。「木曜、金曜と後半でスコアが伸ばせてなかったので、今日は後半の中盤でバーディーが連続してきたのはすごく大きかった」。最終18番パー4は約2・5メートルのスライスラインを読み切ってバーディー締め。「今まで苦手だったスライスラインも思ったようなストロークができているし、今週はスライスラインのバーディーパットが多い。だんだんいいイメージがついてきている」と手応えを口にした。

オフにスイング調整に取り組んだが、この日のショットについては「まだティーショットがぶれる傾向があってミスもあったが、アイアンがいい方向にいってくれていた」と、まずまずといった表情。「ティーショットがまだ右に思ったより抜けてしまうところがあるので、そこを1番修正したい」と話した。

首位と3打差。昨年4月のDIOインプラントLAオープン以来となる米ツアー7勝目、日米通算12勝目に向けて、絶好の位置で最終ラウンドを迎える。