国内女子ゴルフツアーの今季開幕戦、ダイキン・オーキッド・レディース(3月2~5日、沖縄)の出場エントリーが10日午後5時に締め切られ、昨年大会優勝の西郷真央(21=島津製作所)はエントリーせず、欠場が決まった。

西郷は昨年大会で優勝しており、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のツアー規定である、前回大会優勝者の出場義務に違反することになり、罰金100万円が科されることも決まった。

欠場理由は、同じ期間にシンガポールで開催される米女子ツアー、HSBC女子世界選手権に出場するためとなっている。同大会への出場は、昨年の国内女子ツアー、パナソニック・オープン優勝によって得た資格を行使したもの。それでもJLPGA関係者は「規定に則って、罰金100万円となります」と説明した。

最近では21年、西郷と同様に米ツアーに出場するため、ワールド・サロンパス・カップを欠場した前回大会優勝者の渋野日向子が罰金100万円を課されている。渋野は19年大会で優勝し、20年がコロナ禍で大会が中止となっていたため、まだ国内ツアーを主戦場としていた21年大会で罰金が発生した。同じ米女子ツアーでも、メジャー5大会に出場する際は、この規定から除外され、罰金が発生しない。

また、国内ツアー開幕戦には、菅沼菜々、セキ・ユウティン(中国)もエントリーしなかった。