斎藤旬一(栃木・三島中2年)がこのカテゴリーでただ一人アンダーパーの1アンダー71をマークして、東日本決勝大会(4月15、16日、茨城・美浦GC)に1位通過した。

「朝の練習でパッティングのストロークが悪くて、シンの下に当たっていたんで、今日はショットを頑張ろうと思った」という。8番からスコアが動いた。第2打で30センチにつけるバーディーから、9番でも40センチにつけて連続バーディー。折り返した10番パー5では第3打を30センチに寄せて3連続。ショットの力で一気にトップに立った。しかし「急にショット、特にアイアンのスイングのタイミングがつかめなくなって」と、13番から3連続ボギーと苦しい展開に。最終18番パー5で2オンを狙ってグリーン手前まで運び、50センチに寄せてアンダーパーにした。

コロナ禍の2021年の決勝大会、11-12歳の部で優勝し、世界ジュニアの代表を手にした。しかし、感染防止のため、日本代表選手団としての派遣はできず、個人参加で世界舞台を経験した。「成績はボロボロで、世界の壁を知った」と苦い経験になったが「行けるなら再チャレンジしたい」というモチベーションにも変わった。「美浦は耐えるゴルフになると思いますが、バーディーを取れるところでは取る、切り替えを出来るゴルフをしたい」と、2度目の世界舞台を思い描いていた。