米ツアー本格参戦2年目の渋野日向子(24=サントリー)は、優勝に届かなかった。優勝圏内の首位と3打差の7位でスタートしたものの、6バーディー、3ボギーの69とスコアを伸ばし切れなかった。通算16アンダー、272で7位。優勝はセリーヌ・ブティエ(フランス)で、通算20アンダーで並んだジョージア・ホール(英国)とのプレーオフを制した。

渋野は「ちょっと悔しいかなという内容だった。ビッグスコアを出さないと勝てないとは思っていた。最初から攻めた結果がこうなっちゃったかな」と振り返った。

第2ラウンド(R)、第3Rとノーボギーのプレーを展開。この日は一転、出入りの激しいゴルフとなった。2番パー5でバーディーと幸先の良いスタートを切ったが、続く3番パー4でボギー。直後の4番パー3でバーディーを取り返すなど一進一退の状況が続いた。プレー終了後は笑顔こそ見られたが、悔しい最終日となった。

それでも、初日暫定126位から大きく巻き返した。「いま考えると初日がもったいないと感じるが、それがあったからこそのこの3日間。このいい位置で回れるのも久しぶり。試行錯誤しながら、こうしていい位置で終われたことはプラスに考えてもいいのかな」。一定の手応えも口にした。

次週はDIOインプラントLAオープンに出場予定。「昨年はズタボロにされたコース。しっかり予選を通過して、しっかりいい位置で戦えるように自分のゴルフをできれば」と話した。