国内メジャー初制覇を目指すツアー通算2勝の吉田優利(23=エプソン)は3バーディー、2ボギーの71で回り、首位に1打差2位につけた。「本当に今日はいいゴルフをしてたなと思いますし、今年で一番いいゴルフというか、納得できるゴルフができた」と手応えを口にした。

8番パー3でボギーが先行したが、後半は3バーディー、1ボギーと2つ伸ばした。10番パー4は10メートルのスライスラインを読み切って初バーディー。15番パー3でもバーディーとしたが、16番パー4はティーショットを左に大きく曲げるトラブルが発生。何とかボギーで乗り切った。最終18番パー4は残り12ヤードからチップインバーディー締め。「ちょっと右に出たかなと思ったけど、うまくバウンドが左にキックしてくれた」。左手で歓声に応えた。この日のプレーを振り返り「今日は特にいい時のパッティングに戻ってきているような感じがして、自信を持って打てる回数が多かった」と分析した。

難しいセッティングやグリーンコンディション、風の影響などで、各選手が伸び悩む中、アンダーパーで回ったのはわずか4人。「難しいコースの方が好きですし、多分本当にこのコースと相性が良くて。いつもここから調子がよくなるイメージ。一番好きな試合です。気持ち良くゴルフができています」と難コースとの“好相性”を強調した。

最新の1日付世界ランキング74位で、アマチュア時代以来となる全米女子オープン(7月6日開幕)への出場資格を得た。楽しみにしていることを聞かれると「まだ浮かばないですね。今週に集中したいですし。まだ試合も残っている。調子をどう上げていくか、フォーカスしてゴルフをしています」。まずは目の前の試合に集中する。