通算2アンダー19位から出た稲見萌寧(23=Rakuten)は、2バーディー、ノーボギーの2アンダー69で回り、通算4アンダーの280。15位で4日間を終えた。

ツアー12勝を誇る稲見だが、予選落ちや体調不良による途中棄権で、決勝ラウンドに進出したのは3月のアクサ・レディース以来。21年にツアー記録の13バーディーと、18ホール最小ストロークのツアータイ記録「61」を出して優勝した験のいい舞台だった。

「思い入れのある試合で、唯一好きといえるコース。ホステスでもありますし、この試合で予選通れて良かった」とホッとした様子。「少しずつショットとかゴルフ的にも良くなってる。今週はいいきっかけになったと思う」といい、気になる体調についても「とりあえず大丈夫です」と話した。

調子が上がらない理由の1つに改造中のスイングもある。完成は特には決めていないといい「やり始めてまだすぐ。やりたいことを少しずつやれてる感じですね」と地道に積み重ねているようだ。

第2日のサスペンデッドもあり、タフな4日間となったが「終わった後の疲労度は結構あったんですけど、内容が良くなってきているので疲れは半分くらいになったかな」と充実感をにじませた。

パットが外れ膝から落ちる稲見萌寧 ショット後、手を振る脇元華ほか/女子プロ最終日写真特集