女子ゴルフの国内ツアー、宮里藍サントリー・レディースが8日に神戸・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で開幕する。サントリーとスポンサー契約を結ぶアマチュアの馬場咲希(18=東京・代々木高)は、大会アンバサダーを務める宮里藍さん(37)とのアマチュア座談会に参加し、金言を受け取った。

座談会には国内外の出場アマチュア14人が参加。宮里さんとのトークに参加するのは3回目という馬場は「試合で自信が持てないことがある」と宮里さんに質問を投げかけ、「どこに具体的な原因があるか把握するのが大事。相手と比べているなら、それは今すぐやめた方がいい。比較するなら自分。相手と比べることって何も生まれない」「迷いから不安や自信をなくしたりする自分のやるべきことを決めてやり通す力が必要」などと回答をもらった。

馬場の質問は止まらない。春先の米国遠征中、コーチからレッスンを受けられずスイングの調子を崩したことについて質問。「スイングを変えることが必要なのか。疲労からばらけてる可能性もある。心地よくないスイングは変えなくていいかもしれない。私もイップスになったときは自信のあるテンポだけを1年間、意識した。優勝にはつながらなかったけど、やり通せたことが自信になった。一気に全部やろうとしないことが大事」とアドバイスを受け「ありがとうございます」と、すっきりした表情を見せた。

座談会後、馬場は「やっぱりかっこいい。キラキラしててすてきでした」と宮里さんのオーラに感服。「藍さんから話を聞ける機会はあまりないので勉強になった。技術はコーチに聞けるけど、メンタルのことをすごい経験をしている藍さんから聞けて良かった。的確なアドバイスだったのでハッてなりました」と気付きもあった様子。早速アドバイスの成果を、ホステスアマとして臨む今大会にぶつけるつもりだ。