女子ゴルフの国内ツアー、宮里藍サントリー・レディースが8日に神戸・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)で開幕する。大会アンバサダーを務める宮里藍さん(37)と横峯さくら(37)の同い年の2人が思い出話に花を咲かせた。

04年の大会で宮里さんが優勝、横峯がローアマを獲得した際の記念写真を挟んでインタビューに応じ、横峯が「19年前…ヤバい」と話すと、宮里さんも「わざわざすいません」と照れくさそう。「年重ねたね」とつぶやくと、横峯は「お互いね」と返し、宮里さんが「ちゃんとしゃべれるようになって」と突っ込むと、「『はい』しか言ってなかったと思う」となつかしんだ。

2人はアマチュア時代からライバルとして女子ゴルフ界を引っ張ってきた。当時について、横峯が「藍ちゃんがアマチュアでプロの大会で優勝して、私も目指していた」と話せば、宮里は「同世代のプロが少なくて、唯一の仲のいい友達だったので、お互い頑張れたと思う」。横峯が「ゴルフは30歳まで」と宣言していたこともあり、宮里さんが「さくらが、こんなに長くやるなんて1ミリも思わなかった」と話すと、横峯は「私も辞めようと思ってたんですけど、いつの間にか続けてた」と笑った。

女子ゴルフ界は若手の台頭がめざましい。宮里さんは「海外でも結果を残している。距離も出てパワーゲームになってるけど、うまく対応している」。横峯は「若い選手に負けたくないという気持ちでやっている。次々と出てくるのは女子ゴルフ界は安泰だと思う」とプレーヤー目線で話した。

今大会には昨年の全米女子アマチュア選手権を制した馬場咲希もホステスアマとして出場する。宮里さんは「(ホステスアマは)難しいとは思う。でも、経験できることがすごいこと。私たちの時代には考えられないけど、それを担える選手。思い切ってやってほしい」とエールを送った。