今季1勝の岩井千怜(20=Honda)が、1イーグル7バーディーの63、9アンダーで2位に2打差をつけ、単独首位発進した。

15番パー4。残り118ヤードから9番アイアンで抑えて打った2打目はそのままカップイン。「良いところにバウンドしたのは見えたんですけど、入った瞬間は見えませんでした。歓声でわかりました」。イーグル奪取でテレビカメラにどアップで抜かれると、アイアンを鉄砲にみたてて、カメラに向かってバキュン。そのままアイアンのヘッドを吹き消す愛嬌(あいきょう)たっぷりのしぐさを見せたが、「入ったら何かやりたいっていうのはあったんですけど、なかなか(ポーズが)決まらなくて。自分でも何やってるんだかって」と苦笑した。

以前から「(パフォーマンスを)考えるのが好きなんですよ。次どうしようかなって考えながらラウンドしたりしてます」とサービス精神旺盛な一面をちらり。「イーグルだったりチップインしたときは、今後も違うやつを見せていきたい」と笑顔を見せた。

プレーについては「ティーショットがラフに行く回数が多かったんですけど、セカンドは良いところに乗せられた。後はバーディーパットが決まってくれた」。ノーボギーのラウンドに「1つ1つ集中してた。多分、ボギーを打ってても気づかないくらい無我夢中でした。上がってみてボギーフリーは明日につながると思います」と胸を張った。

今大会の優勝者と2位の選手にはAIG全英女子オープンへの出場資格が付与される。「全英も出たいですけど、その前に上位で戦うこと。優勝争いできるようにしたい」と気を引き締めていた。

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