国内ツアー初優勝を狙う脇元華(25=GMOインターネットグループ)が、首位の岩井千怜(20)と2打差の2位から出て、3バーディーノーボギーの69。差は4打に開いたものの通算10アンダー、134で2位をキープした。

前日からの雨も上がり、「今日は昨日よりグリーンが止まりやすくて、ピンをキャリーで攻めていくマネジメントに変えたりした。回りやすかったですね」。ノーボギーでのラウンドに「ピンチは3回くらいあったんですけど、しっかりパーセーブすることができました」とクールに振り返った。

吉田直樹コーチから指摘された「トップを小さくするのと顔を残すこと」を意識して好調をキープ。この日朝に会場入りした吉田コーチに褒められたかと思いきや「全然。『昨日と変わらず、やることやってきてね』と言われました。うふふ」と苦笑い。それでも、「意識することは変わらないです」と淡々と実行し、2日連続の好成績につなげた。

首位の岩井千との差は開いたが、10アンダーという数字に「自分の中では良い感じ。伸ばし合いになっているので、明日からも伸ばしたい。今の調子なら伸ばし合いの方が良い」。初優勝に向けては「明日次第です。今は優勝は考えず、1打1打に集中して、結果、そこにつながれば」と気を引き締めていた。

笑顔を見せる後藤未有と阿部未悠ほか/女子プロ第2日写真特集1

悔しそうな表情の渋野日向子ほか/女子プロ第2日写真特集2