来季の米ツアーシード権獲得を目指す渋野日向子(24=サントリー)は4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダーの46位で初日を終えた。課題としてきたショットに改善の兆しが見られ、何度もチャンスをつくった。現在の年間ポイントランキングは81位。来季のシード権獲得圏の80位以内に入るには、今週と次週の2戦で結果を残す必要がある。大勢のファンからの声援を受け、まずは国内での残り3日間に全力を尽くす。
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平日にもかかわらず大勢のギャラリーを引き連れた渋野に、温かい声援が何度も飛んだ。3番パー3ではピン横約3メートル、続く4番パー4では約1メートルにつけて連続バーディーを獲得。その後は伸ばし切れなかったとはいえ、課題としてきたショットに改善の兆しが見えた。「最近にしてはマシだった。5メートル以内に付く回数が今日は比較的多かった」。パッティングの精度が欠いたことを反省しつつも、一定の手応えを感じている様子だった。
プレー中は「シンプルに」と自分に言い聞かせた。ショットを打つ前にポイントを絞り込み、分からなくなってきたら深呼吸。「構えてからモジモジするのが長いので、しっくりくるまで時間がかかってしまう。自分としてはそこは嫌だけれど、落ち着いて1打に集中した」と話した。
約半年ぶりとなる国内でのラウンド。「やっぱり緊張はあった。初日ということで、どういうスタートを切れるか不安もあった」。だからこそ、声援が励みになった。「これだけたくさんのギャラリーさんに見ていただけて、本当にありがたい」と実感を込めた。
現時点での出場資格では、今大会を含めて残り2試合。来季の米ツアーシード権を獲得するには、年間ポイントランキングで80位以内に入る必要がある。昨年のランキング80位選手は最終的に約380ポイントだった。渋野は現在336・827ポイントで、前年の数値をあてはめれば、シード圏内に入るには約43ポイントの上積みが必要。今大会20位(45ポイント付与)以内なら、その条件をひとまず満たす。
単独首位の岩井明愛が9アンダー発進するなど上位陣は次々とスコアを伸ばした。「これだけビッグスコアが出ているので、あと3日間、相当頑張らないと。1打に全力を尽くして頑張りたい」。視線は上を向いている。【奥岡幹浩】

