通算8アンダーでトップと6打差7位から出た松山英樹(31=LEXUS)が、9バーディー、ボギーなしの62と猛チャージをみせ、通算17アンダーで2位と3打差をつけて、大逆転で優勝した。

会場となった会員制ゴルフ場「リビエラカントリークラブ」は、1927年6月に開場した名門コースで日本人にもなじみがあるゴルフ場だ。数多くの結婚式も行われ、99年12月にはオリックス時代のイチロー外野手が元TBSアナの弓子夫人と式を挙げた。

09年2月には当時17歳の石川遼が米ツアーデビュー戦を戦った場所でもある。前身の「ノーザントラスト・オープン」に参戦し、カットラインに3打及ばずの通算2オーバーで予選落ちとなっている。

ポアナ芝のグリーンはやや小さめで、重い海風が難度を高める。41年に初めてロサンゼルスオープンが開催され、73年から毎年開催コースに。83、95年には全米プロも開催。09年当時にロサンゼルスを拠点としていた丸山茂樹は日刊スポーツの取材に、「普段はすごくいい感じでゴルフができるんですが、トーナメントの1週間だけは悪魔のリビエラにひょうへんするんですよ。毎年天気が悪かったりとか、グリーンのコンディションが180度違ってくる。おそろしい牙が自分に向けられてくる。分かっているのになかなかリビエラを打ちのめせない」と解説している。