国内女子ゴルフツアーで13年賞金女王の森田理香子(34=フリー)が、6年ぶりに復帰する。

今季開幕戦のダイキン・オーキッド・レディースに主催者推薦でエントリー。開幕を2日後に控えた27日は、会場の沖縄・琉球GCで、18ホールの練習ラウンドなどで調整した。“燃え尽き症候群”から再起し、飛距離は全盛期よりもアップ。2戦目の明治安田レディースなどへの推薦出場も既に決まっており、元女王が今季のツアーを盛り上げる。

表情は充実感に満ちていた。18ホールを回り終えた森田は「疲れた」と話しながらも「今は楽しい」と連呼していた。18年以来、6年ぶりの試合に「緊張はすると思う」と飾らずに自己分析。ただ今大会は13年に勝った実績がある。同年はそこから勢いに乗り、賞金女王に輝いた。その当時よりも「30~40ヤードぐらい飛んでいる」と、ドライバーの飛距離は260ヤードまで伸びた。目標は「4日間完走」と控えめだが、周囲に「今でもレギュラーツアーで戦える」と背中を押され、自信を持って出場を決めた。

18年シーズン限りで休養を宣言したが「1年ぐらいは本当にゴルフが嫌いでクラブを握らなかった」と明かした。「賞金女王を取ってから燃え尽きた自分がいた。気力もなかった。案の定、成績も落ちた。体の調子も良くなかった」。心身で負の連鎖に陥っていた。

そんな中、アマチュアを指導し「プロを目指す若い子たちは、目がすごいキラキラしていて楽しそうにやっていた」と、徐々に復帰に心が傾いた。予選会には出場していないが「若い時に頑張ってきたご褒美。若い選手から何か得られるものがあれば」と、最大8試合まで出場可能な主催者推薦枠をフル活用の予定。元女王が心身のスランプから戻ってきた。【高田文太】

【写真特集】原英莉花、上田桃子ら開幕戦ダイキン・オーキッド・レディース前夜祭