佐藤ミラー(沖縄・桑江中3年)が5アンダー67の好スコアをマークし、東日本決勝大会(4月20、21日、茨城・美浦GC)へトップ通過を果たした。

「今日は大きな曲がりもなく、リカバリーもできた」と、5バーディー、ボギーなしの会心のプレーだった。1番パー5で「アイアンで2オンを狙った」ところが大ダフリで120ヤードを残したが、1.5メートルにつけてバーディー発信。波に乗った。6、9番でもバーディーを取り、折り返して10番パー5では第2打でグリーン右のバンカーに入れ、5メートルと寄せ切れなかったバーディーパットを決めた。12番でも「6、7メートルが入った。ラッキーでした」と振り返った。

父の佐藤久哉さんはアルペンスキーの日本代表などにもなっている著名なプロスキーヤー。佐藤は沖縄在住だが、11月から2月は家族とともに新潟で生活し、スキーに打ち込んでいる。スキーの全国中学大会では大回転で9位に入った。「2月までスキーをしていてクラブを握っていなかったので、まだショットが安定していないんです」というが、スキーで鍛えた筋力もあって300ヤードを超えるドライバーがこの日はよかったことが、好スコアに結び付いた。

決勝大会に向けてはやはり「ショットの安定」が課題だという。「特に100ヤード以内の精度を上げて臨みたい」と、意気込んでいた。