■展望 今年のマスターズは11日(日本時間の同日夜)に開幕する(パー72)。21年に日本男子初のメジャー制覇を遂げた松山は11年連続13度目の出場。2度目のグリーンジャケット獲得を狙う。

前週の前哨戦テキサス・オープンは調整中のショットが不安定ながら7位だった。開幕まで短時間で調子が上向けば、高速グリーンなどコース攻略法も熟知するだけに優勝を争う可能性は十分ありそうだ。

他の日本勢では昨季の欧州ツアー新人王、久常涼が特別招待選手として初出場する。テキサス・オープンは78位だっただけに、まずは予選通過が目標となる。

優勝候補筆頭は22年覇者で世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)。今季は8戦で2勝を含む10位以内7度と驚異的な強さを誇る。昨年王者で超高額賞金ツアーのLIVゴルフに移ったジョン・ラーム(スペイン)やメジャー通算5勝のブルックス・ケプカ(米国)も有力だ。

マスターズも勝てば、メジャー全4大会優勝の生涯グランドスラムを遂げるロリー・マキロイ(英国)も注目。過去5度優勝の48歳タイガー・ウッズ(米国)もパトロンと呼ばれる観客たちの視線を集めそうだ。(共同)