男子ゴルフのメジャー第1戦、マスターズ・トーナメントは11日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で第1ラウンドが行われ、初出場の久常涼(SBSホールディングス)は6オーバーと苦戦し80位。昨年は欧州ツアーで勝利するなど飛躍し、今季から米ツアー本格参戦。1バーディー、5ボギー、1ダブルボギーに終わった。

緊張の中でスタートした。「1番ホールのティーショットは思った以上に緊張した」と大観衆に圧倒された。1メートル半のパーパットを沈めるとようやく「落ち着いた」という。

パー5の2番で3メートル半を沈めてバーディーとした後は風速8メートル以上の強風に苦しんだ。4、7、9番とスコアを落とした。後半は難しさで知られるアーメンコーナー最初のホールである11番で第2打をグリーン左の池に打ち込みダブルボギーとした。

順位も大きく出遅れ「風のジャッジが難しかったけど、もう少し何かできたんじゃないかな」と悔しそう。「このコースは経験が重要、第2ラウンドは良いプレーをしたい」と気持ちを切り替えた。

3年ぶり2度目の優勝を狙う松山英樹(32)も1バーディー、5ボギーの76で68位と大きく出遅れた。