11位スタートから7バーディー、2ボギーの67で回った亥飼陽(ひなた、神奈川・日体大1年)が通算イーブンパー144とし、逆転優勝で日本代表入りした。首位スタートの中山大生(おおき、千葉・千葉黎明高2年)は75と崩れたが、1打差2位に残って2人目の日本代表となった。ともに初代表。

亥飼は「前半(イン)2つ伸ばして上がった時は上も伸ばしていて差が縮まっていなかった」と振り返りながらも「あきらめずにやりました」と、後半は1番で30センチにつけ、2番パー5は第2打をグリーン手前まで運んで連続バーディー。後半は上位陣が崩れ、終わってみれば優勝で、初めての日本代表入りをつかんだ。

「4年ぶりにこの大会に挑戦して日本代表になって最高です。海外に行ったことがないので、外国選手に会うのが楽しみです」と話した。

首位でスタートした中山は「前半はめちゃめちゃでした。最終ホール(9番)のイーグルで救われました」と、前半は1つスコアを落としただけにとどめたのが大きかった。後半もバーディーなしと調子が上がらなかったが、通算1オーバーにこらえた。他の選手もスコアを崩し、何とか2位で日本代表入り。「ホールアウトしてから2位と知りました。初めて代表になれたのでうれしい。しっかり練習していきたい」とほっとした表情を見せた。