女子ゴルフのメジャー初戦、シェブロン選手権は第3ラウンドの残りと最終ラウンドが行われ、勝みなみは最終ラウンドで1バーディー、3ボギーの74とスコアを落とし、通算5アンダー、283で日本勢最高の9位だった。

69をマークしたネリー・コルダ(米国)が通算13アンダーで初制覇し、メジャー通算2勝目を挙げた。出場5試合連続優勝となり、米女子ツアー最多記録に並んだ。賞金120万ドル(約1億8600万円)を獲得した。

畑岡奈紗は75で通算3アンダーの13位。山下美夢有が2アンダーで17位、笹生優花と岩井明愛はイーブンパーで30位だった。稲見萌寧は2オーバーで46位、古江彩佳と渋野日向子は3オーバーで50位。西村優菜は8オーバーで67位に終わった。

○…N・コルダが18番グリーンに入ると、大歓声で迎えられた。「最後までアグレッシブにプレーしようと決めていた」とグリーン奥から狙った第3打はカップをかすめ、わずかにオーバー。最後は1メートル弱のバーディーパットを沈めるとガッツポーズし、大きく息を吐いた。出場5戦連続制覇の偉業に「メジャーで記録を達成できて本当にうれしい」と語った。

1打差で首位を追った最終ラウンドは3、4番で続けてスコアを伸ばした。序盤でトップに立ち、10番でチップインバーディーを決めた。セレモニーではジャンプして池に飛び込む優勝者恒例の行事で祝った。

◆ネリー・コルダ(米国)16年にプロ転向し、18年に米ツアー初優勝。21年はメジャーの全米女子プロ選手権を制し、東京五輪でも金メダルを獲得した。両親はテニス選手で、チェコ出身の父ペトルは全豪オープン優勝の実績を持つ。姉のジェシカもゴルファーで、米ツアー通算6勝。弟のセバスチャンはテニスのプロ選手。178センチ。25歳。フロリダ州出身。

(共同)