プロ2年目の「ワセジョ」稲垣那奈子(24=三菱電機)が、初優勝を成し遂げた。2バーディー、3ボギーの73で回って通算7アンダー、281。早稲田大(早大)卒の女子選手では初のツアー制覇となった。

初めての最終日、最終組の重圧にも打ち勝った。神谷そら(22=郵船ロジスティクス)と競っていたが、後半に単独首位へ。トップで迎えた残り3ホールも順位を守り、勝ち切った。

稲垣「皆さま、本日はありがとうございました。両親は、一番に私をサポートすることを考えてくれていて(言葉を詰まらせながら)支えていただいている全ての皆さまに感謝を申し上げます。この大会で初優勝できたことは、ゴルフ人生の中で、いろいろなことがありましたが、全てが糧になっていて、間違っていたことはないことが分かりました。2勝目、3勝目を目指して頑張ります」

前日5月31日は3バーディー、1ボギーの70で回って通算8アンダー。青木瀬令奈(32=リシャール)三ケ島かな(28=ランテック)と208でトップに並んでいた。

この日は9番までに1つ落として7アンダーとし、首位の神谷を1打差で追っていたが、逆転した。2位は神谷と川岸史果(30=加賀電子)で6アンダーだった。

古江彩佳らと同じ2000年度生まれのミレニアム世代。高校ではプロテストを受験せず、早大のスポーツ科学部へ進んでゴルフ部に所属していた。

4年時の23年11月に、プロテストに2度目の挑戦で合格。以来、ツアーは14位が最高(今季の富士フイルム・スタジオアリス)で、1年目の昨季は9試合のうち6試合で予選落ち。今年も他3戦は全て予選落ちしており、トップ10入りしたこともなかったが、初めて巡ってきたチャンスを一気にものにした。

◆稲垣那奈子(いながき・ななこ)2000年(平12)8月24日、埼玉県川口市生まれ。10歳から競技を始める。共立女子第二高から早大。趣味は音楽鑑賞、ドライブ。好きな色はピンク。クラブはミズノ、ウエアはデサント。164センチ。血液型B。

【写真特集】稲垣那奈子は優勝トロフィーを手に笑顔 手を振る高橋彩華/女子ゴルフ最終日2