首位との4打差を追って2位から出た永井花奈(28=ServiceNow)は、猛追も1打及ばず、9年ぶりのツアー2勝目はならなかった。
5バーディー、ボギーなしの67と5つ伸ばし、通算15アンダー、273。2打差を追って臨んだ最終18番パー5は「(イーグルを)狙っていました。2オンを狙って(第3打の)アプローチも、そこそこ狙ってはいたんですけど、そこは入ったらラッキーという感じだったので」と振り返った。結果的に18番は、永井がバーディー、佐久間がパーで1打縮まり、イーグルを奪えていれば、プレーオフ突入の状況だったが、悔しさを表には出さずに冷静に振り返った。
伸ばしたいパー5の4番でバーディーを逃し、スイッチが入った。「そこでパーになったことで…。1ホール1ホール、1打1打に集中して、消化していくと決めてやっていたんですけど『なんか目標がぼやけるな』と思って、そこから5アンダーを目標にやるようになったら、すごい気持ちも引き締まって、バーディーを取るという気持ちが強くなった。いい方に出てくれた。ちゃんと目標をクリアできたのは、自分的には、いいラウンドだったのかなと思います。なので(スコアは)縮まってはいたんですけど、そこまで優勝争いのことは考えなかった」。前日第3ラウンド終了後に話していた通り、自分のプレーに集中したことが、好スコアにつながったと分析した。
「結果を見れば惜しかったなという感じですけど、いいラウンド、いい4日間だったなと思います」。17年樋口久子・三菱電機レディースの初優勝以降、8年以上、優勝から遠ざかる間には、プレーオフで敗れるなど惜敗も数多い。それでも同じ最終組で回り、間近で見た佐久間のプレーを「ボギーを打たなそうなゴルフですし、全てに隙がないようなゴルフだった」と、素直に称賛した。またも通算2勝目がお預けとなった経験は、確実に永井を成長させていた。

