【パームビーチガーデンズ(米フロリダ州)25日=小谷野俊哉】2試合連続予選通過へ向けて石川遼(21=フリー)が、パターのグリップを新たなものに交換した。

 28日開幕のザ・ホンダクラシックの会場のフロリダ州PGAナショナルで練習した石川は、練習場でアイアン、ドライバーを1時間近く打ち込んだ。その間、契約するキャロウェイのパターブランド、オデッセイのスタッフに頼んで、パターのグリップを中尺用の長く、太いものに交換した。

 石川は、今季初の予選通過を果たした先々週のノーザントラストオープンから、35インチの削り出しの黒いL字マレットパターを使っている。先週、自宅のあるカリフォルニア州カールスバッドの近辺で練習とラウンドで調整した際、2、3インチ短く握って打ち好感触を得た。新たなグリップを装着したパターを練習場で試した石川は「今までのだとグリップの下の先の方を握る形になってしまってましたからね。もともと(ヘッド側の)バランスが重いので、グリップを長くして、ちょうどよくバランスが取れている。あとはロングパットのタッチが良くなれば」と話した。