<男子ゴルフ:日本オープン選手権>◇第2日◇17日◇千葉・千葉CC梅郷C(7081ヤード、パー70)◇賞金総額2億円、優勝賞金4000万円

 片山晋呉(41=フリー)が4バーディー、ノーボギーの66をマークし、通算6アンダー134の3位につけた。

 最難関ホールの前半14番パー4では、右のフェアウエーバンカーからピンまで60ヤードの第3打を残すピンチに。しかし非常に強いスピンをかけた超低空ショットで、ピン右30センチにピタリとつけ、見事なパーセーブ。「練習しているショットじゃないけど、イメージがわいた。今年一番のショットだね」と自画自賛の1打で、流れに乗った。

 後半最難関の2番パー4では、右ラフからの第2打であえてグリーンを狙わず、ピンまで100ヤード弱のフェアウエーに刻んだ。「ウエッジがよかったから」というもくろみが当たり、第3打を50センチに寄せてパーセーブに成功した。これが終盤7、9番のバーディーにつながり、一気に首位と3打差の好位置に浮上した。

 開幕前日、歴代優勝者が集う前夜祭で、中嶋常幸のスピーチに感激した。「本気でもう一度優勝したいと思っている、と熱っぽく語られていた。自分も本気で頑張らないと、とえりを正す思いだった」。08年以来、3度目の日本オープン制覇へ、モチベーションは高まっている。