吉村真晴(21=愛知工大)石川佳純(22=全農)組が、パク・シンヒョク、キム・ヘソン組(北朝鮮)を4-2で破り、銅メダル以上が確定した。

 吉村、石川組が北朝鮮ペアを破り、準決勝進出を決めた。3位決定戦は行わないため、メダル獲得が確定。日本勢の同種目では11年ロッテルダム大会の岸川、福原組の銅メダル以来、2大会ぶり。個人戦では初のメダル獲得となった石川は「苦しい試合もたくさんあった中なので、やっぱりうれしい」と興奮気味に笑顔を見せた。序盤は相手の攻撃力に戸惑ったが「攻める気持ちを忘れずに戦えた」。サーブレシーブからリズムをつかむと、1-2から3ゲームを連取して逆転した。

 今日30日の準決勝は、13年パリ大会王者の北朝鮮ペアと対戦する。「私たちの実力を発揮して勝ちたい」と言い切った。勝てば77年バーミンガム大会銀の田阪、横田組以来38年ぶりの決勝進出となる。この日の4回戦で前回のパリで敗れた李尚洙、朴英淑組(韓国)を4-3で大逆転勝利した勢いのまま、日本の今大会初メダルをつかみ取った。