競泳男子100メートル自由形の前日本記録保持者、藤井拓郎(30=コナミスポーツ)が12日、3大会連続の代表入りを決めたリオデジャネイロ五輪限りで引退する意向を明らかにした。

 東京都内で取材に応じ「集大成。間違いなく引退する」と語った。

 21日に31歳の誕生日を迎える藤井は男子400メートルメドレーリレーで活躍し、2008年北京五輪はバタフライの泳者として銅メダル、12年ロンドン五輪は自由形を泳いで銀メダルを獲得した。

 研究熱心なムードメーカーとして競泳ニッポンを支えたベテランは「応援してくれる人たちに、最後と分かってもらいながら見てほしい」と話した。