日本オリンピック委員会(JOC)が選手の肖像権を使ったマーケティング事業の柱に据える「シンボルアスリート(SA)」として、フィギュアスケート男子の宇野昌磨(中京大)や女子の宮原知子(関大)らを新たに追加したことが17日、関係者への取材で分かった。24日の理事会で報告される見通し。

 スピードスケート女子団体追い抜きはチームとして契約し、昨季の実績により高木菜那(日本電産サンキョー)高木美帆(日体大)菊池彩花、押切美沙紀(ともに富士急)が対象となる。

 冬季競技のSAは昨年の時点でノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明(土屋ホーム)のみだったが、2018年平昌冬季五輪を約1年後に控え、日本の顔となりそうな選手を加えた。

 SAの肖像使用権は、20年東京五輪・パラリンピック組織委員会の最高位スポンサー「ゴールドパートナー」に、協賛金6億円の別商品として販売。契約すればSAを広告などにほぼ独占的に起用できる。