中地区1位でプレーオフ進出にあと1勝と迫った川崎ブレイブサンダースは、西地区1位のシーホース三河に惨敗し、プレーオフ進出はお預けとなった。

 前節まで37勝6敗と、リーグ1位の勝率を誇ってきたが、主力のライアン・スパングラーを故障で欠き、攻撃のリズムが最後までつかめなかった。第1QからすべてのQで三河に上回られ、シュート確率も37・1%といいところなく敗れた。

 腰痛で先発を回避したエースの辻は、3点シュートが6本中1本しか入らず、得点も12点に終わった。「久々に上位のチームと戦ってみて、現状のメンバーの力の差を感じた。三河はシュートがすばらしく、こちらは自分たちのやりたいオフェンスができなかった。試合巧者の三河が上手だった」と話した。それでも、試合途中から気持ちを切り替え、積極的にシュートもねらった。「自分がどこまでできるかを試した。シュートまでいく過程は、腰を痛めて以来、1番動けた。今日のゲームでゲーム感が戻った」と復活に手応えを感じていた。