全日本空手道連盟(全空連)は2日、東京都の日本空手道会館で男子組手の強化選手選考会を開き、昨年の世界選手権代表で67キロ級の五明宏人(帝京大)、75キロ級の渡辺大輔(日本空手松濤連盟)らが選ばれた。

 84キロ超級には国際空手道連盟極真会館所属の高橋佑汰と上田幹雄の2人が初めて出場し、育成選手として今後の全空連の強化合宿に参加することが決まった。2020年東京五輪の追加種目に決まった空手は世界空手連盟傘下の全空連のルールで実施される。絶縁状態だった全空連と極真会館は2015年4月に友好団体として協力する覚書を交わしていた。

 全空連の日下修次事務局長は「重量級は手薄。2人とも可能性のある選手なので楽しみ」と話した。