29歳イケメン振付師と五輪へGO! 18年平昌五輪出場を目指すフィギュアスケート女子の三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)と坂本花織(17=神戸FSC)が28日、岩手・盛岡市で合宿を公開した。今季初めて日本人選手を担当するフランス人振付師のブノワ・リショー氏(29)とともに、2人は細かな表現などを繰り返し確認した。

 180センチを超える長身のリショー氏に握手を求められ、三原は照れ笑いを浮かべた。同氏が担当したショートプログラム(SP)「リベルタンゴ」。強い女性を表現するプログラムに「少しずつ近づいてきた」と手応えがある。元アイスダンス選手の同氏による5月の米国合宿以来のチェックで、フリー「アメリ」の指導を受ける坂本と共に、成熟度が徐々に増してきた。

 米国合宿では、中野コーチも「ブノワは練習中に遊びを挟んだり、すぐに握手をする。私たちも慣れなかった」と苦笑いする間柄だった。それでも2人が滑り込みで涙するほど難易度の高いステップは「ちゃんとできれば、点をいただける」。新しい風を送り込むイケメン振付師は「マイは一生懸命で感情を込められる。カオリは楽しんで滑れる」と、神戸からのダブル五輪切符獲得の後押しを約束した。【松本航】