フィギュアスケート女子で今季からシニアの本田真凜(16=大阪・関大高)が“衝撃的な曲”の内容を披露した。6日、3地域が団体戦形式で争うジャパン・オープン(7日、さいたまスーパーアリーナ)の前日練習に登場。7日夜のカーニバル・オン・アイスのリハーサルでは、マイケル・W・スミスのピアノ曲「ザ・ギビング」に乗せて、滑らかなスケーティングを見せた。

 この「ザ・ギビング」は今季の新ショートプログラム(SP)。春からはタンゴの新プログラムに取り組んでいたが、8月に浜田コーチの車の中で耳にし「自分の中で衝撃なぐらいすてきな曲に出会って、(浜田)先生にすぐ『このプログラムを作ってみたいです』って言いました」と明かしていたものだった。シニア初戦を優勝で飾った9月のUSインターナショナルクラシックは、昨季のSP「スマイル」を滑り、その後に米国で「ザ・ギビング」の振り付けを行っていた。

 この日はあらためて「スピードがあるプログラム。曲を決めたときの想像と(仕上がりが)同じだった」と説明。世界女王メドベージェワ、世界ジュニア女王ザギトワのロシア勢などと相まみえる「ジャパン・オープン」だけでなく、新SP初披露の「カーニバル・オン・アイス」も見逃せない。