女子で三原舞依(18=シスメックス)と本田真凜(16=大阪・関大高)の日本勢が、国際スケート連盟非公認ながらフリーの自己ベストをマークした。今大会は男子を含めてフリーのみで3地域(日本、北米、欧州)が争う団体戦。三原は147・83点で女子6人中2位、本田は133・41点で5位となった。

 三原は今季の新プログラム「ガブリエルのオーボエ」で大きなミスなく演技し「始めからワクワクした気持ちで、最後まで滑ることができた。楽しく滑られた」と笑顔。国際大会初戦だった9月のオータムクラシック後にカナダに残り、振り付けを修正していた。こだわった演技最終盤のステップは最高評価のレベル4。会場は総立ちで、演技後はガッツポーズも見せた。

 シニア2戦目となった本田は、新プログラム「トゥーランドット」を国内の実戦で初披露。予定していた3連続ジャンプの1本目でバランスを崩して単発となったが、最後のダブルアクセル(2回転半)の後に2つのジャンプを付けて修正した。自己ベストをマークしたが「(昨季までの)ジュニアだったらこの演技で満足していたかもしれないけれど、シニアでは通用しない。見つめ直したい」とにこやかな表情の奥にある悔しさをのぞかせた。

 トップは世界女王のメドベージェワ(ロシア)で、152・08点だった。