昨年3位の日体大が、昨年同様3位で日本選手権を終えた。

 日本代表メンバーの足立聖弥(4年)は6得点を挙げる活躍を見せるも、満足とはいかない表情だった。「目標にしていたのは優勝だったので、3位決定戦に向けてモチベーションを作るのは大変だった。昨日(7日)の準決勝でこういう活躍ができればよかったのに」と悔しさをにじませた。

 水球日本男子32年ぶりの五輪出場を果たしたリオデジャネイロ五輪も経験し、世界選手権では過去最高成績の10位となった。「世界と戦って、オーストラリアや米国に勝って行けるような力がついてきている」と日本水球界のレベル向上も実感していた。

 大学卒業後はKingfisher74で競技を続ける予定だ。「まずは東京五輪の代表に選ばれて、日本代表の中心選手として勝利に貢献したいです」。2020年東京五輪も見据え、さらなる成長を誓った。