ショートプログラム(SP)2位スタートで、16年全日本ジュニア選手権優勝の友野一希(19=同大)がフリー146・96点の合計210・06点で優勝した。

 序盤の4回転サルコーと2回転トーループの連続ジャンプを決めたが、2本目サルコーが空中で抜けて2回転になるなど課題が見えた。トリプルアクセル(3回転半)の減点などを悔やみ「集中力が続かなかった。今シーズンきれいに決まっていたアクセルがもったいない。集中力を切らさないようにすることが大切」と反省した。

 2位はSP首位スタートの中村優(21=関大)でフリー131・98点の合計196・84点。冒頭のトリプルアクセルが1回転半となったミスを嘆き「納得していない。もっと練習量を増やして、ノーミスできるようにしていきたい」と悔しさをにじませた。

 今季女子でシニア1年目の本田真凜(16=大阪・関大高)を妹に持つSP3位の太一(19=関大)はフリー119・74点の合計179・44点で順位は変わらず。トリプルアクセル(3回転半)2本を立て続けに決めたことを「確実に決められたのは大きい」と喜び、「これ以上の(ジャンプ)構成をできるようにしていきたい」と前向きに捉えた。

 3選手は11月2日開幕の西日本選手権(福岡)に進む。